ブンブク茶の間

「付き合う前」の、あの感覚が、最高に楽しい。

あるデザイナーとの話(2)~水族館のデート~

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映画を観終わったのは、22時を回った頃だった。なんとなく、このまま帰るのも惜しい気がしたので、ぼくは彼女に、もう少し話そうかと提案し、彼女もそれに承諾した。

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映画「ダンケルク」を観た感想。~巨匠クリストファー・ノーラン~

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出典:映画『ダンケルク』オフィシャルサイト

日常の中で、一体何回"非日常を味わえるか"で、その灰色である日常に少しずつ彩りを与えられるような気がします。

映画は、しかし"日常こそが非日常である"ということを感じる手助けをしてくれるものだと思います。

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あるデザイナーとの話(1)

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ぼくは豪華に装飾されたベッドの上で、天井をぼんやりと眺めながら、右腕に温もりを感じていた。
チャンネルを合わせた有線からは、聴きなれない洋楽が流れていた。

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美意識は、細部に宿る

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コーヒーショップには、一箇所だけスポットライトが当たっていた。

彼女は黒髪で、淡い白色のワンピースを着ていて、
背筋はピンと伸びて、静かに文庫本を読んでいた。

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ぼくは、元気だ。

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今でも、雨が降りしきる深夜の渋谷を歩いていると
思い出すことがある。

あの日は雨が降っていて、コンクリートに染み込んだ雨の匂いが鼻をついた。

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どうぞ、お幸せに。

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お互いに、なんとなく理由をつけて会うようになっていた。
どちらかというとぼくの方から誘うことが多かったが、
それも若干ぼくが多い。というレベルの話で、
実際は彼女から誘われることも多かった。

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高飛車ガール

お酒が得意ではないと言った彼女(30歳)は、
かなり薄められたサングリアを揺らしながら
頬を少しだけ赤くして、陽気に話していた。

 

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