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ブンブク茶の間

SFと恋愛が大好物。恋愛はSFだ。

逆ナンくらい、されたことありますよ。

好きとは。愛とは。人間とは。

 

という、3つのテーマで連載をしようと思っていたのだが、
あまりにも深いため、思考のドツボにずっぽりとハマり、
筆(指)が進まないので、違うことを書こうと思う。
※愛とは。人間とは。についてもちゃんと書きます。

 

今回は「逆ナン」の話をします。

 

*

 

このブログを普段読んで頂いている方はおどろくかもしれませんが

ぼくだって、逆ナンくらいされたことあります。

舐めないでください。 いつもズタボロに切り裂かれている訳ではありません。

ぼくだって女の人に声をかけられたりします。

 

 

ぼくは女性に声をかえるとき

「おねぇさん何してんの?呑みにいかない?」というような

いわゆる THE NANPA みたいな声のかけ方は絶対にしない。

昔、そういう声のかけ方をしたら

 

「イケメンに生まれ変わってからきてくださいー。」

と、目も合わせずに言われたことがある。
これでは命がいくつあっても足りない。

来世までやり直せないということですよ?

人生ってそんなにチャンス無かったっけ?


というかその子、目も合わせずにぼくを「イケメンではない」と
判断するくらいの能力を持ち合わせていた。

間接視野で、ぼくをイケメンではないと感じたのだ。

顔も見ずに、ぼくを生理的に無理と判断したのだ。

顔も見るまでもなく、生理的に無理。と判決をくだした。

SHI NI TA I。

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そんなこともあり、

ぼくは声のかけ方には気をつけている。

 

では、どういう声のかけ方をするか。

 

*


以前、一度だけ「逆ナン」にあったことがある。


社会人2年目くらいの春、
ぼくが新宿駅の西口で友人と待ち合わせをしているときだ。

ぼくは友人を待ちながら、持っていたウィルキンソンを「プシュッ」と

開け、飲んだ。

その瞬間、身長155cmくらいの陽気な女の子が

「お兄さんめっちゃウィルキンソン飲んでるじゃないですかぁ。ええなぁ。」

と声をかけてきた。
外見は、金田朋子みたいな感じだった気がする。関西感あふれる子だった。

 

 

ぼくは突然のことに、この子が何を思って声をかけてきたのか
さっぱりわからなく、言葉にならなかった

「こんな所でウィルキンソン飲んどるの、お兄さんくらいやわぁ。何してんの?」

「…あ、友達待ってるよ。」

「そうなんや。すぐ来るん?」

「多分、すぐ来るはずだよ。」

「あたしも、友達待ってるんやけど、30分くらい来ないみたいで。

 お兄さんちょっと話そうや。」(関西弁がよくわからない)

「いいよ。お姉さんいくつなの?関西の人?」

「24やで。そう、関西出身。」

…など、そんな会話を3分ほどして

「お兄さん、あたしそろそろ行くわ、そうだ連絡先交換しよ?」

すごくナチュラルに連絡先を聞かれた。ぼくは当時彼女がいたので
断ったが、別れ際に金田は

ウィルキンソンの炭酸抜ける前に友達くるとええな!ばいばーい!」

といって、去っていった。

 

このことから、何が分かるかというと

【相手が行っている動作に沿う声のかけ方をすると意外と話を聞いてしまう】

ということ。

 

 

ウィルキンソン飲んでて「ウィルキンソン飲んでるやん」

って言われること自体は、シンプルにぼくの行動をなぞった発言をしただけだ。

 

想像して欲しい。

自分があくびした時「めっちゃあくびするじゃん。」と言われたり、

何かで自分が笑ってしまったとき「すげぇ笑うじゃん。」とか言われると、

こちらは何を返すわけでもないけれど、

相手から肯定されている気分になるのだ。え?ならない?

 

ぼくはなってしまう。 

 

ただ、相手の行動に沿うことを言うだけで、
ちょっとしたアイスブレイクになる。

 

これには「イエスセット話法」に通じるものがある

イエスセット話法とは、

 

「今日は天気がいいですね。」とか

「今日は暑いですね。」といった質問をして、

相手に「イエス」を言わせる話法で、心理的バリアをとく方法のこと。

 

ただ、初めて話す相手に

「天気がいいですね」っていうのは、通常は考えられないし

不信がられてしまう。

 

ぼくがバーなどでよく声をかける時には

「めっちゃビール飲むじゃないですか。」

とかお酒を飲んでいる相手に「お酒好きなんですか。」とか声をかける。

 

もちろん声のかけ方とか表情にも気をつけないと

「見りゃ分かんだろ。」と思われかねない。

この場合

「(いや)見りゃ分かんだろ。」となり、

イエスではなく、(いや)ノーになってしまうので、この辺はもう肌で感じるしかない。

 

とまぁ、そんな感じで声をかけたら、まぁまぁ話は聞いてくれたりする。

 

 

 あれ、何の話でしたっけ。

 

あぁ、逆ナンの話。

 

ここまで、色々と書きましたが

最終的に「人は見た目が100パーセント」らしいので、

 

もう理屈じゃないですね。

 

 結局ね、冒頭にあったようにイケメンに生まれ変わるしかないんです。

 

でも、ぼくは今の人生が大好きです。

 

なにが言いたいか分かりませんが、

強く生きましょうね。

すげぇ沢山デートして思ったけど「好きってなに?」

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恋愛で悩んでいる皆さん。ようこそ。

 

「いや、お前だよ。」って言われそうですが、
そうです。ぼくが一番恋愛について悩んでいるかもしれません。

 

ぼくは、恋愛というものが何であるかさっぱり分かっていません。

ただ、恋愛というのが「本能」だということは今更ながら
なんとなく分かってきたような気がします。


仕事がくそほど忙しい日の終電や、
扁桃腺が腫れて、死ぬほど体調が悪いとき。
エマージェンシー度がマックスに達した腹痛のとき、

「あっ、恋したい。」って思います。
これ、もう本能でしょう。

 

でも「恋愛」ってそもそもなんなのかなと。
「好き」って感情ってなんなのかなと。
そう思って一時期、この類の書籍を読みあさっていたことがあります。

 

で、そのうえで

・好きとは何か

・愛とは何か

・人間とは何か

ということについて書いてみようと思います。
初回は、好きとはなにか。
ということを書いて行きます。

 

…重てぇな。 

 

好きってなに?

「好き」ってそもそもなんなんでしょうね。

みなさん、人を好きになったことってありますか?
人を好きになったことがない人は、もう、あれです。

 

お帰りください。

 

うそです。

 

さて、書いていきます。

 

【好き】とという感情は、子孫繁栄のための本能である。
つまり、誤解を恐れずに言うと

 

「好き」っていうものの根源は

【この人と子孫を残したい!】


っていう所にいきつくのです。
いや、でも待てよ…。

子孫を残さなくても良いって思う瞬間もありますよね。
それこそ、異性ではなく、同性を好きになる人だっている訳です。

そういう人達は、【子孫を残したい】ということよりも、
シンプルに【この人と一緒にいたい】ということだと思うんです。

「子どもはいらないから、この人とずっと一緒にいたい!」 

って思ったりもするわけです。

ここからは、自分の好きな人で置き換えて考えてみてください。

 

【この人と一緒にいたい】って、どういうことだと思いますか?

ぼくなりに考えてみたら、それって
この人と文化を築きたい。っていう気持ちなんじゃないかって。
どうですか?違いますか?

では、文化とは…

 

1.世の中が開けて生活水準が高まっている状態。文明開化。
2.人類の理想を実現して行く、精神の活動。
  技術を通して自然を人間の生活目的に役立てて行く過程で形作られた、生活様式およびそれに関する表現。

 ※googleで「文化」と調べて最初のページに出てきた文章参照

と出てきました。

好きな人と一緒に、生活水準を高めていきたい。
精神的な充実を得たい。
好きな人にも同じく、生活水準を高めて欲しいし、精神的な充実を
得て欲しい。

 

といえば、なんとなく納得です。ええ。
そして、今文章結構大事です。


好きな人と一緒に、生活水準を高めていきたい。
精神的な充実を得たい。

 これって、恋だと思うんですよね。
精神的な充実を得たいんです。
渇望してるんです。

好きな子と目が合った。
好きな子と話ができた。
好きな子と好きなことした。

ええ。精神的な充実を得られますね。
恋ですきっと。

それで、もう少し掘り下げて考えてみると。

 

好きなタイプっているじゃないですか?

 

「巨乳が好き」

 

とか。

 

そういう人は、巨乳が近くにいることで、
精神的な充実を得ることができたり、
巨乳が近くにいることで、生活水準があがるんですね。

 

ちなみに、この記事を今カフェで書いているんですが
ぼくの後ろをすげぇ綺麗な人が通って、ちらっと画面を見ていきました。

「巨乳が好き」って打っているときに、
ぼくの画面を見ていきました。

 

別にぼく、巨乳が好きな訳じゃないですからね。

 

もう一回言いますが、

ぼく、べつに、巨乳が好きな訳じゃないですからね。

 

女性からの恋愛の相談にのることも結構あるんですが
「やっぱ胸ある方がいいんでしょ?」って、よく聞かれます。

否!そういう訳ではないんです。

 

そういう相談をされたとき、僕はこう答えます。

「いいですか?あなた定食って食べたことありますか?

 あれってために【大盛り無料】だったりすします。定食って

 結構そういうシステム多いです。

 この時、高校生とかご飯が好きな人は大盛りにするでしょう。

 でも、別に大盛り無料だからってそこにメリットを感じない人もいるんです。

 〈無料なら頼んどくか〉という人もいれば〈別に大盛りじゃなくていい〉って人も

 います。あなたが定食だとしたら、乳ってのはご飯なんです。

 絶対大盛りじゃなきゃって人もいれば、少なめでいい人もいる。

 生姜焼き定食であれば、あくまで、生姜焼きが主役なんです。

 あなた自身は生姜焼きで、男性が求めているものは、生姜焼きなんです。

 あまたの定食のなかから、あなた(生姜焼き)が選ばれたことを誇りに思ってください。

 ちなみに、ぼくは生姜焼きが大好きです。」

 

まぁ、ここまで忠実に言ってませんが、
その人を生姜焼きに例えて、上記のように告白したことがあるんです。

 

ぶっちゃけ、彼女まっっっったく腑に落ちた様子はなく。

「ふーん。」とか言ってました。

女性に対して、まったく説得力がないので、
上文はもう二度と使いません。

 

さて、まとめです。

 

「好き」とは、今よりもっと良くなりたいという気持ち

人を好きになることで、
いまよりもっと精神的な充実を得たいってことです。
生活水準だって高めていきたい。
この生活水準っていうのは、もちろんお金などのことではなく
精神的な水準を高めていきたいということです。

 

で、ここからが大切なことですが、
ぼくは「自分だけの精神的な充実」を望んでいる状態は
好き、とはいえないと思います。

 

よく、好きなった人と成就されたら、
釣った魚に餌をあげない状態になったり、
付き合っていることが当たり前になったりして
最も大切な「相手の精神的な充実」を忘れてしまったりします。

自分の精神的な充実だけ追い求めたら、
最終的にはストーカーになったり、犯罪を犯したり。
そういうことになりかねません。

なので、好きの向こう側
付き合うといったことや、結婚っていう所にいった人は
「相手の精神的な充実とは何か」を1度考えてみたらいいと思います。

 

まぁ、こんな恋愛百戦百敗を誇るぼくの、机上の空論ですが。

あながち、間違っていないんじゃないかとも思っています。

 

次回は、愛の話です。

 

 

クリスマス・イブに会った女性の話3(終)

もはや、日にちが経ちすぎていて
自分が何を書いていたのか覚えていなかったけれど、
今読み返して、色々と思い出した。

そうだ。

年末、クリスマスにナンパした
持田香織似の、まゆみさんの話を書いていたのだった。

酔っ払った彼女の「K点超えのキス」の話を持ちかけられ、
僕は期待に胸を膨らませたのを覚えている。

と、今コレを書いている2017年3月20日13時25分。
キスという単語を打鍵した瞬間に、尋常ではない鼻血が出た。

免疫力が圧倒的に低下している。

 

さて、
前回まではこちらだ。

 

1回目
クリスマス・イブに会った女性の話 - ブンブク茶の間

2回目

クリスマス・イブに会った女性の話2 - ブンブク茶の間

 

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BARで知り合ったまゆみさんは、
かなり酔っ払っていて、ひたすらにキスの話をしていた。

正直、僕も酔っ払っていたので、
なんかもう訳が分からない感じにはなっていたが、

とにかく2人は、会話の内容自体はキスだのなんだのと
もう20代後半の男女にしては、あまりに落ち着きのない会話で
お互いによく笑っていた。

しばらくして、彼女が
「ねぇ、もう1杯だけ飲みに行こうよ?私、この辺り詳しいから。」
と言った。

僕は、なんだか彼女が気になっていたので(この状況で気にならねぇ方がおかしい)
一緒に店を出た。

何時だったかはあまり覚えていないが、
お互いに物凄くいい感じのまま、夜道を歩いていた。

すると、

 

「ねぇ、カラオケいかない?」
彼女が提案してきた。

…カラオケ?
あんたそりゃあ、「個室」って隠語が入っている単語じゃねぇか。
しかも、さっきの会話の中で「歌」とか「音楽」とか、
カラオケを連想させる単語、1個も出てないんですけど。

 

ってか、ここまで御覧の方はうすうす気がついてるかもしれないけれど、
この状況でカラオケって、分かってんな?
と、心の中で思った。

 

女の子が男と飲んだあとに

「ねぇ、カラオケいかない?」とか

「ちょっと休んでいかない?」とか

もう、ド直球に

「ホテルいかない?」って言われてる時の心境って
こんな感じなんだ。

 

死ぬ直前って、時間が遅く感じるっていうけれど、
クリスマスを持て余す童貞臭ただよう僕にとってみれば

「ねぇ……カァ、ラァ、オォ、ケェ、いぃ、かぁ、なぁ、い?(エコー)」
と、スローなうえにエコーがかかったように聞こえ、
なんて回答しようか、一瞬で200通りの回答を考えるほどに神経が研ぎ澄まされていた。

その走馬灯のような酔っ払った脳みそで僕が出した答えは、

 

 

 

 

 

「もちろん。」

 

 

 

 

完全に間違えた。

 

下心むき出し過ぎる回答に、
自分で引いた。めっちゃ引いた。

 

脳細胞フル回転の余韻が残る僕の脳みそは続けてこう言った。

 

「もちろんって何だよ!?ってかまゆみさん、この辺詳しいんじゃないの?
 結局カラオケかよ(笑)」

 

この照れ隠しの「照れ」が最終的にどこにいったか分からない返しは
功を奏したようで、



「えー。だって、歌いたくなっちゃったし。」

 

よし。俺の下心に全然気がついていない。
もしくは、気がついていないフリをしている。

 

もう焦り過ぎて、ここから一人称が俺になった。

 

俺たちは結局、カラオケに行くことになった。

 

もうなんか、ぶっちゃけ受付をしている俺たちは
というか、酔っ払ったまゆみは、酔っ払って俺にいたずらを繰り返し
もう、誰がどう見てもカップルだった。

 

ファーストドリンクのみ、受付で頼んで

マイクと部屋番号の書いた伝票を受け取って、

さぁ、行くかとなった瞬間、彼女は店員に向かって

 

 

「あっ、マイクスタンドもください!」

 

と言った。

 

僕は今まで数えきれないくらいカラオケに行ったし、
女性と2人でも、男同士でストレス発散のために行ったこともあるが
さすがにマイクスタンドを頼んだことは無かった。

さらに、彼女は続けて
受付の横にある、コスプレの衣装のところに行き、
一つの衣装を手に取り、

 

「君、コレ着てよぉ!」

 

と、ナースのコスプレ衣装を高々と掲げ、
僕に着ろとせがんできた。

 

お前が着ろ。

 

まぁ、この流れは絶対自分で着たいんだろうなとも思って、
「分かったよ。それも持っていっていいから、早く行こ。」と促し

部屋に向かった。

しばらくして、マイクスタンドとドリンクが届き、まゆみは

 

「きたきたぁ!」と

デンモクですぐに曲を入れ

マイクスタンドで猛烈に歌を歌い始めた。

 

「いぃとぉーしさとぉー せーつなぁーさとー ここーろづよさとぉぉぉおお!!」

 

いきなりエンジン全開である。

 

前奏の間、彼女はとんでもないことをマイクで言い出した

 

「はやく!これ着てよ!はやく!!」

 

ナース服を僕に渡してきた。

 

「いや、着ないから!まゆみさん着ていいよ!」

 

 

「うそ!?冷めるなぁ!着ろよぉおお!」

 

 

パワハラだ。

 

 

俺は、彼女に言われるがまま

ナース服を着た。

 

ナース服を着て、タンバリンで

ステージに立つまゆみを盛り上げた。

盛り上げながら、俺はこんなことを思っていた

 

「なにやってんだ…俺。」

 

歌い終わった、持田香織似の篠原涼子「まゆみ」は、

満足そうにし、

 

「ハハ!君、ずっとそれ着ててね!」

目が笑っていない。

 

俺の番だ。

 

俺は、ナース服で
酔っ払った頭で、叫んでいた。

 

 

 

「リライトしてぇーーーーーーー!!!!!」

 

 

 

 

……。

 

 

店を出る頃、俺たちは疲れ果てて

寒空の下、すっかり酔いは冷めていた。

 

 

別れ際、連絡先だけ交換した。

 

 

 

 

 

 

クリスマス・イブに会った女性の話2

彼女は、ひどく酔っ払っていた。
初対面であるにも関わらず、お構いなしに管を巻いた。

彼女は、ぼくより少しだけ背が低く。
バーの背の高い椅子に腰掛けるには、居心地が悪いようだった。

彼女は、
彼女は、かわいかった。

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彼女の名前は、"まゆみ"というそうだ。
芸能人でいうと、ちょっと持田香織に似てる。

前回の話はこちら↓

tutti2501.hatenablog.com



「君さ、こんな日に映画なんてひとりで観て、何考えてんの?」

 

「何考えてるんでしょうね。いやでも、一人で映画とか観に行きますよね?」

 

「行くよ。私だって一人でも行くよ!でも、イブの前日には絶対に行かない!」

 

「もうあんまり関係ないですよねイブとか。男は特に。まゆみさんって、いくつなんですか?」

 

「まず自分から言いなよ!でも、見るからに私より年下だよね。
 私、年下には本当に興味ないんだよね。」

「出た。そういう人、ぼく何人もそういう人見てきたけど、
 そういう人に限って、年下と付き合ったことないんですよね。
 ぼくは26です。」

 

「へー。26か。まぁ確かに年下と付き合ったことないけど、
 もともとやっぱり興味ないからな。私はねー。『いくつに見える?』とか言う
 女が嫌いな29歳です。」

 

「29歳ですか?なんか、今年(2016年)めっちゃ29歳と縁があるんすよね。
 ちなみに、血液型なんですか?」

 

「29歳に縁あるってなにさ。血液型はABだよ。何型?」

 

「うわ。AB型ですか。実はぼく、
 いままでAB型の人としか付き合ったことないんです。
 ちなみにぼくはB型です。」

 

「AB型としか付き合ったことないって、絶対うそじゃん。」


「はい。AB型とだけは付き合ったことないです。」


「なにさそれ、変人とか思ってるんだろー?」


「イブの夜に一人でバーで飲んでる時点で、結構ぶっとんでますよ。」


…ぶっとんでいる。
 

そう、彼女。まゆみさんはぶっ飛んでいた。


このなごやかな会話の前。
つまり、彼女がバーに来る前、
何をしていたかと言うと、

 

ナンパをされた男と呑んでいたというのだ。

「20時くらいに、ナンパされてさ。
 ほら、この人(LINEを見せながら)。祐一だって。
 終電ギリギリまで呑んでたんだけど、急に『うちに来たい』とか言い出して
 そのまま追い返してきたんだよね。私ここ最寄りだし。」

「祐一さん、めっちゃゴリゴリきましたね。」

 

「そう。楽しい人だったんだけどね。あとお金も持ってそうだった。」

 

「へー。家に連れ込めばよかったのに。
 じゃあ今日ナンパされたの2回目ですか?」

 

「えっ、これもナンパなの?」

 

「いや、さすがにこれはナンパですよ。
 ぼく、そういうつもりで声かけたんですよ。」

 

「へー。失敬失敬。じゃあ、ちゃんとナンパされますね。
 はい。じゃあちゃんとナンパしてみてください。どうぞ。」

 

【ちゃんとナンパされますね。】って、
正直、なかなか出ない言葉だと思うんですけど、
ぼくはもうこの辺で「うわー。この人男の人にめっちゃ慣れてるなー。」
と思っていました。

あと、圧倒的に懐深過ぎる29歳でした。

彼女、一人でも飲み歩くような飲ん兵衛で。
仕事は、某広告代理店のクリエイターとのことだった。

仕事が大好きらしく、
無意識に3徹して、3日目で倒れて病院に行くまで、
ぶっ通しで仕事をしたことがあるらしい。
そのせいで身体を壊していた時期もあったようだが、
話の端々がぶっとんでいる。

「どんな人がタイプなんですか?」

 

ぼくは聞いた。

すると彼女は、

「ちょっと闇を抱えてる人。なんか、すっごい苦労してなくても良いんだけど
 辛い経験とかしてる人。そういう人って必然的に人生の棚卸しをしている回数が多いと思うんだよね。
 棚卸しの回数が多い人って、一緒にいると深いし楽しいと思うんだ。
 ってか、君もイブの前日に行く感じ。だいぶ闇がありそうだよね。」

 

好きなタイプを聞いて

 

【人生の棚卸しの回数が多い人】

 

って回答が、なんだかすごく刺さったのを覚えています。

 

3時頃まで飲んだ。

 

彼女は、ひどく酔っ払っていた。
初対面であるにも関わらず、お構いなしに管を巻いていた。

仕事の話。
さっきナンパされた祐一さんの話。
同棲していた彼と、9月に別れた話(!?)
たくさんの話をしてくれた。

彼女は、ぼくより少しだけ背が低く。
バーの背の高い椅子に腰掛けるには、居心地が悪いようだった。

彼女は、
彼女は、かわいかった。

 

「まゆみさん、なんかめっちゃぼくに男の話するじゃないですか。
 もうちょっと目の前にいる人のこと大事にした方がいいと思いますよ。」

 

「んー。そうだね。なんか、なんでも話せちゃって困るね。
 じゃあさ。お店変えよっか。」

 

「(じゃあってなんだ?)」

 

 

お会計をする。

その際、ぼくが払おうとしたら

「年下に奢られるほど、困ってませーん。」と
言いながら、お金を出してきた。

「いや、いいですよ。ぼくが声かけたんで。」

 

「うるさいな!楽しいんだから払うよ!」

 

この、強気で粋な持田香織の図らいで、
結局お会計は半分ことなった。


店を出て歩きながら彼女は言った。

 

「ねぇ、恋愛の話しようよ。テーマを決めて。」

 

「良いですよ。で、テーマってなんですか?」

 

「君さ【K点を越えたキス】ってしたことある?」

 

「K点?」

 

「そう。K点。」

 

とんでもないものをぶっ込んできた、
持田香織似のまゆみさんは、相変わらず酔っ払っていて
少し、可愛かった。

 

続く

 

 

クリスマス・イブに会った女性の話

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2017年になりました。
昨年1年を振り返って……とか、
2017年の抱負は……なんて、
そんな死ぬほどつまらない事を書く気はありませんが、
この2016年という1年を生きて思ったんですけど、

 

365日って、思ったより短くないですか?

 

20世紀最大の物理学者アルベルト・アインシュタインが説いた

 

相対性理論


アインシュタインいわく
「熱いストーブの上に手を置くと、1分が1時間に感じられる。
 でも、きれいな女の子と座っていると、1時間が1分に感じられる。
 それが、相対性。」

だそうです。


ぼくにとって2016年は、


「きれいな女の子と座っている時間が長かった1年」

だったと思うんです。

もちろん、このブログの1つのテーマである【恋愛】というネタを書こうと思って
文字通り綺麗な女の子と一緒にいれた時間も長かった。

でも、それ以上に幸せな時間が多かった1年だったような気がします。


…。

危ない。このままの流れで、1年振り返りそう。

やめます。

 

今回書きたかったことは、

そう。

 

 

クリスマス・イブに知り合った女性の話です。

 

クリスマス・イブの話


昨年(2016年)のクリスマス・イブ。
正確には、クリスマス・イブの前日の23日。
ぼくは、寂しさに打ち勝つために、1人深夜のレイトショーを観に行くことにした。

イブの前日ということで、
街にはカップルがごった返していた。
大政絢似の失恋を引きずっていたぼくは、大音量でさユりのフラレガイガール

www.youtube.com

を聴きながら、
カップルが手を繋いで作るアーチをくぐるような気持ちで劇場へ向かった。

ただこの曲、フラレた女の子側がフった男性に向けた歌詞なので、
これをもう100リピートくらいしてる自分がいると考えると、
なんだか気持ち悪くなってきました。

 

映画館の受付で、ビールを頼み、冷えたビールを片手に
SF映画をしっぽりと鑑賞した。

2時間の宇宙旅行を楽しみ、劇場を出る頃には
ちょうど、0時をまわっていた。
そう。恐怖のクリスマス・イブが始まってしまった。

劇場内の、しばしの宇宙旅行で、アルコールを摂取していたぼくは

「早く帰りたい」という気持ちと、

「こんなイブだからこそ、酒が飲みたい。」

という気持ちに襲われた。なんでそんな気持ちになるんでしょうかね。

宇宙空間とアルコールで酔っ払ってしまっていた。(たった1杯なのに)

気分が高まっていたぼくは、
雰囲気の良さそうなBARを見つけた。
その門構えと雰囲気に、一瞬息を止めてしまったが、
そう、今日はクリスマス・イブ。
幸せを振りまくカップルゾンビ達に見つかる危険性を考えると
外にいる方が圧倒的に危険なのだ。

ぼくはBARの扉を開けた。

 

扉をくぐって、すぐに後悔におそわれた。

 

薄暗い店内には、5人ほどの客がおり
そのうち2組はカップルだった。

そして、一番奥の席には女性がひとり。
その隣には、席を取ってあるかのように鞄が置かれていた。

(やばい。この女の人、絶対男と待ち合わせしてるだろ!?)


そう、店内全てがカップルであるという可能性を
ぼくは全く考えていなかった。

しかし、入ってしまった以上、すぐにお店を出るなんてこと
できるハズがない。

空いている席が少なかったので、
その一番奥の女性の席、彼女が席の確保のために置いてあるカバン。
その隣、つまり奥から3番目の席にぼくは座った。

マスターにビールを頼む。
とにかく早く呑んで帰ろうと思った。
ビールが提供され、一口で結構な量を飲んだ。
はやく酔っ払いたかった。というか、早く飲み干して帰りたい。

イブの夜であったためか、マスターはぼくに気を遣ってくれ
居心地の良い雰囲気を作ってくれたことが救いだった。
1つ席の離れた女性は、まだ一人で飲んでいる。

その女性は、何回かこのBARに来たことがあるようで、
マスターと仲良く話をしていた。
席も近かったため、話が丸聞こえであった。

その会話の中で、彼女は言った。
「マスター、いま時計みたらもう0時まわってる。
 クリスマス・イブなんですねー。うわー。」

 

おや?

 

「"クリスマス・イブ"なんて意識するから、ダメなんすよね。
 私、ほかの休日となにも変わらないのに。」

 

おやおや?

 

この会話のあと、しばらくして彼女が席を外した。
恐らくトイレであろう。

ぼくも酔っ払っていたので、マスターにも色々と開けっぴろげに話していた。
そして、彼女が席を外した、今しかないと思い。

マスターに
「隣の女性って、一人で来てますか?」
と聞いた。

「そうですね。多分一人ですね。一緒に飲んだらいいじゃないですか?」

 

マスター。あんた最高過ぎる。

 

バーの雰囲気もあるので、こういう時はマスターに声をかけてもいいか
確認しておいた方が良いと思ったが、かなりフランクなお店だったので
すぐにOKだった。

 

彼女がトイレから戻ってきたタイミングで、
女性に声をかけた。

「あのー。すいません。イブなのに、一人で飲んでていいすか?」

 

「えー?あなたも一人じゃないですか。」

 

「そうなんですよ。でも、どこ行ってもカップルいるから、
 ここに逃げてきたんですけど、ここもカップル多かった。
 一人なら、1杯だけ一緒に飲みませんか?」

 

「あっ、いいですよ。飲みましょう飲みましょう。」

 

 

クリスマス・イブ。
2016年の年の瀬。

 

 

何か起こりそうである。

 

 

続く

「好き」を知るということ。

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「お前が絶対に譲れないっていうラーメン屋ってどこだよ!」

ある時、上司からこんな威圧的に質問をされて
咄嗟に、あれやこれやと最近食べたラーメン屋さんのことを思い浮かべたけれど
結局「これ」というお店を答えられない。ってなことがありました。

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最後のデート

昨日は11月22日で、いい夫婦の日だった。

きっと、どこかのだれかの人生最良の日であろう
しかし、ぼくにとってはなんでもない1日であった。

ただ、ふと、きっとあの人のウェディングドレス姿は、
さぞ美しいだろう。と、考えてしまった。

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