ブンブク茶の間

「付き合う前」の、あの感覚が、最高に楽しい。

恋愛小説(シリーズ)

あるデザイナーとの話(5)終

新宿で最も知名度の高そうな満室のラブホテルから出てきた僕らは、次のホテルを探した。さすがのホテル街であったため、次のホテルは幸い(?)空室だった。 アルコールのおかげでお互いにかなり下品になっていた。 しかしある程度歩いたせいで少しずつ酔い…

あるデザイナーとの話(4)

あの時、新宿にある少し豪華なラブホテルを出た時、ぼくはどんな顔をしていたのだろう。

あるデザイナーとの話(3)

彼女は、誰に対してもはっきりとものを言う性格でもあるらしく、同時に人に嘘をつかない性格でもあった。と言うより、嘘をつけない性格なようであった。

あるデザイナーとの話(2)~水族館のデート~

映画を観終わったのは、22時を回った頃だった。なんとなく、このまま帰るのも惜しい気がしたので、ぼくは彼女に、もう少し話そうかと提案し、彼女もそれに承諾した。

あるデザイナーとの話(1)

ぼくは豪華に装飾されたベッドの上で、天井をぼんやりと眺めながら、右腕に温もりを感じていた。チャンネルを合わせた有線からは、聴きなれない洋楽が流れていた。

ある女性と出会うまで(6)終章 / 依存することの話

結局、ぼくらは朝まで同じ時間を過ごした。

ある女性と出会うまで(5)

「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」有名なキャッチコピーがある。 このコピーの美しさは、「会っていない間に、どれだけ相手のことを考えていたか。」ということだろう。 人の目に触れる部分だけではなく、その背景、そこにたどり着くまでの時間…

ある女性と出会うまで(4)

例えば、燃えやすい紙に火を付け、みるみるうちに火が大きくなりよく燃えるな、と思った頃には急速に火の勢いが弱まり、ほとんど何も残らずに消える。10代の恋や、一目惚れのような恋愛は、そんなかたちで始まり、恋愛における燃料不足で終わるような気がす…

ある女性と出会うまで(3)~人生でたった2回会っただけの男~

女性と付き合う時に「結婚」という2文字を無視できない年齢になった。そのうえで「人を好きになる」っていうことが、シンプルに「好き」だけなく「経済力」「価値観」「相性」「家族」etc色んな不純物が混ざりあった状況で、恋愛をしなくてはいけなくなった…

ある女性と出会うまで(2)

「私のどこが好き?」 以前付き合っていた彼女から、そんな質問をされた。

ある女性と出会うまで(1)

東京副都心。27歳になったばかりのぼくは、10代の頃に憧れた「良い大人」になれているだろうかと考えていた。

コンサル勤務の29歳(3)~2回目のデート~

ふと、 「あの時こうしていれば」「違う選択をしていたら」 と思うことがある。

コンサル勤務の29歳(2) ~2軒目の話~

恋と書いて 「むき出しの下心」 と読む。

コンサル勤務の29歳(1)

「どこからが浮気?」なんかより、 「どこからが恋?」の方が可愛いよ。

クリスマス・イブに会った女性の話(3)終

もはや、日にちが経ちすぎていて自分が何を書いていたのか覚えていなかったけれど、今読み返して、色々と思い出した。 そうだ。 年末、クリスマスにナンパした持田香織似の、まゆみさんの話を書いていたのだった。 酔っ払った彼女の「K点超えのキス」の話を…

クリスマス・イブに会った女性の話(2)

彼女は、ひどく酔っ払っていた。初対面であるにも関わらず、お構いなしに管を巻いた。彼女は、ぼくより少しだけ背が低く。バーの背の高い椅子に腰掛けるには、居心地が悪いようだった。彼女は、彼女は、かわいかった。

クリスマス・イブに会った女性の話(1)

2017年になりました。昨年1年を振り返って……とか、2017年の抱負は……なんて、そんな死ぬほどつまらない事を書く気はありませんが、この2016年という1年を生きて思ったんですけど、 365日って、思ったより短くないですか?

商社勤務の大政絢似(5)~最後のデート~

昨日は11月22日で、いい夫婦の日だった。きっと、どこかのだれかの人生最良の日であろうしかし、ぼくにとってはなんでもない1日であった。ただ、ふと、きっとあの人のウェディングドレス姿は、さぞ美しいだろう。と、考えてしまった。

商社勤務の大政絢似(4)~3回目のデート~

完全に、脈しかない恋。 希望を左手に、確信を右手に握りしめて、ぼくは渦中の大政絢似との3回目のデートに向かった。

商社勤務の大政絢似(3)~2回目のデート~

前回、2回目のデートで「君の名は。」に行こうと思っていた僕は、見事にその計画を打ち砕かれ、頭を抱えていた。 大政絢似の彼女は、こともあろうにデート2日前に「映画やめません?」みたいなニュアンスを込めたLINEを送ってきたのである。

商社勤務の大政絢似(2) 2回目のデートまでの道は、時空を超えるくらい遠い

Google先生に聞いたのだ 【2回目 デート LINE】 さすがにGoogle先生をもってしても、数えるくらいしか参考になる記事はなかった。 憎くて仕方がなかった。転職したばかりで、覚えなくてはならない仕事が山ほどあるにも関わらずあの日から、

商社勤務の大政絢似(1)~1度目のデート~

「何か面白いことないかなぁ」と、なんとなく鬱々としてしまう時がある。