ブンブク茶の間

「付き合う前」の、あの感覚が、最高に楽しい。

傘へどうぞ

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朝起きて、シャワーを浴びる。
歯を磨いて、天気予報を見てコップ一杯の水を飲む。

ローテーションで着ているワイシャツを手に取り、
スーツに着替えて家を出る。

毎朝、たくさんの人が押し寄せる駅へ歩を進め、
毎朝、違う顔がひしめき合う満員電車に揺られる。

 


無関心が具現化したような満員電車では、何を考えることなく
電車が目的地に着くのを待つ。

しばらく揺られ、目的の駅に着き、
そこから職場へたどり着き、パソコンを立ち上げる。


365日のうち、230回は同じことを繰り返す。

しかし、「全く同じ」ことを繰り返すことは絶対に無くて
どこか違う230回を繰り返す。


*


この間「もうちょっと真剣に生きてみたらどうなるか」

みたいなことをやってみた。

まず「真剣に生きるってなんだろうか」って考えてみたら、
僕の中で出た答えは「色んなものをしっかり見て、しっかり考える」
なんとも抽象的な答えだった。

朝起きてから、会社に行くまで
可能な限り、アンテナを張り巡らせて、
色んなものを見て考えながら職場にむかった。

電車の中の広告を眺めたり、広告のフォントを眺めたり
満員電車に乗っている人達が、どんな顔をして乗っているかとか。
おじさんが付けている腕時計を見たり、女性の靴を見てみたり。
本当になんでも見ていた。

雨の日だった

通学路なのか、大勢の中学生とすれ違った。
みんな、傘を差していた。

すると気がつく。
中学生の大半が、ビニール傘を使用していないということに。

たったそれだけだけど、
自分が中学生の頃、そういえば傘を買ってもらっていたな。って思う。

今では、ほとんどビニール傘だ。

せっかく色々思い出したから、
僕もちゃんとした傘を買ってみようかな。って思った。

そういえば、真面目に傘って買ったことないな。
傘って、どこに売ってるんだろう。

百貨店ほど高く無くて、
それほどチープに見えない傘。

色は、やっぱり黒っぽい方が良いかな。
しっかり雨を弾くやつが良いな。

今度の土日に探しに行こうかな。

帰りに、映画でも観ようかな。
今、どんな映画がやっているんだろう。

あぁ、こういう映画か。

男1人じゃ見れないな。

もういいや、傘買おう。


結局、傘はBEAMSで買うことになったけれど、

この時買った傘に、ぼくは彼女を入れてあげました。
※詳しくはこちら


真剣に生きるって結局、なんなんですかね。